そこは彼となし

日記のようなもの

猫 一.

 

 

静かな朝、冷たい夜、彼が今どこにいるのか僕は知らない。

 

日に日に寒くなるので眠っている時間が多くなった。

目を薄く開けると、やわらかい光が反射した。

 

 

飼い主は数日いない。飼い主が「いってきます」と言うと数日帰ってこないのだ。だから「いってきます」と飼い主が言うのを聞くと、僕は、わかったと言う。

 

まだ眠いな、もう少し眠ろうか。

目を閉じて彼は今、どこにいるのかおもいを馳せる。