そこは彼となし

日記のようなもの

猫とクジラ

猫とクジラ 三.

猫は窓にあたる雨音に耳を澄まして、目を閉じている。 クジラは薄暗い水の中、身を波に預け、ゆっくりと目を閉じた。 暗く静かで心地良い。 こんな日もけっこう好きだなあと思った。

猫とクジラ 二.

ずっと空を見ていた。 と、猫が言った。

猫とクジラ 一.

真っ暗な世界こそ、光が溢れるんだよ。 とクジラが言った。