そこは彼となし

日記のようなもの

思考

多分風邪を引いた。ずっとアレルギーが酷く、体の怠けが取れないまま過ごしていたけれど、最終的にいつもこうして風邪を拗らせている気がする。 そうしてなぜだか、風邪を拗らせると滞っていた諸々の物事がちょっとスムーズになる。前にふと気がついたけれど…

習文

例えば、埃の匂いがかすかに残るような廃墟と化した場所で流れる音は何かということだ。それは鳥の声である。 空襲の荒地となった土地の図書館には、襲撃と火災を免れた本棚が3つ残っていた。人々はその本棚で怯えている本たちを丁寧に手に取って、瓦礫の上…

納棺や火葬場などの現場で働いている方の本を読んでいる。 本を読んでいて気づいたんだけれども、死体の描写を読む時の感覚が深海生物の図鑑の次のページを捲る時の感覚に似ていた。 少しの恐怖と大きな興味心が混ざったような もう一つ気づいたことで、私は…

静かな熱量みたいなものを持ち続けていたいな、と思ってる。 思ってるだけでできているかは分からないけれど。 どうしようもないしがらみとか淀みの中に、ほんの少しでもいいから届く光を掴んでちょっとでも呼吸のしやすい場所に行きたい、みたいな感じがず…

少しだけ気が楽になっている。 春秋恒例、扁桃炎開催中。 10年程前に買ってもらった一冊の水中写真集を見ていた。 弱り果てた蟹がその場で死んで、バクテリアによって分解されていく様子を写した3枚の写真がその中にある。 10年程前の自分はこれになりたいと…

期限不明の自由研究のテーマ

よくわからないことの羅列 社会の構成 社会的な動物としての人間 貨幣経済 権力の在りか 貨幣の価値 生きていること 生きていることが当たり前とする意識 もしくは死が異常とする意識 正負 大人 存在 一つの生き物として存在していること 夢 過去 魂 色彩と…

深芽さんなんか、島生活とか合いそうだよと言われてそうかしら、と思う。 のんびりとした生活を送ることができれば、この難癖が治るとは思えない。 家庭的に裕福であったとしても、友人に恵まれていたとしても、どうあっても疑問は残り続ける様な気がしてな…

頭か胸にあるわだかまりを言語化することがとても苦手で、それができないことに最近苦しんでいる。 だからと言って、嫌いだということはなくてむしろ、わだかまりに適当な言葉がはまった時の感覚はとても好きだ。 ただそれまでの苦しむ時間が好きではない。 …

シュレディンガーと生死

なんとなくの直感であるんだけども、さらに先に行けるとしたら、量子コンピューターにとっても興味があるかもしれないと思った。 量子コンピューターはビットコインについて調べていたときに発見した言葉だったと思うんだけど、その時に「量子?」と思って興…

夜空にひかる星のはなし

存在について考えていた。知覚をしなければ存在はないに等しい。存在することということが、一体全体どういうことなのかがわからなくなって時々堪らなくどういうことなのかを突き止めてみたくなる。けれどもその術を知らないので考えるだけに終わる。 もし私…

文体など

文体が気になっている。 一番心地よいと思うのは芥川龍之介の『杜子春』、そして小川洋子さんの文体。言葉のリズムが心地よくて、何か、やさしく温かいものを纏うような感覚になる。漱石先生の文体も好きだ。先のお二人とは異なって先生の文体は哀しさと少し…

夕立はどこ

午前 時々やってくる、誰でもいいから縋りたい気持ちをどう落ち着けようかと、考えたいた。外に出ることをあまり好まないのは、誰かといる人たちを見て楽しそうだなと思うことを無くす為であるように思える。独りを何より欲していながら、誰かといることも欲…

蝉時雨の落ちる頃

八月は何となく心を落ち着けて物事に専心できる月になるような気がする。 あえて自分の苦手なことに突っ込んでその後、気分が沈み込むということが比較的多いので、もうそんな無理せず、できることをやっていこう。何よりも自分が楽しんでいることが大事であ…

家族という形で幸せであった時をほとんど覚えていない。 単純に幸せであった時間が少なかったということもあるが、辛い,悲しいなどの記憶の方がより印象的で、それを打ち消しているところもあるかもしれない。 写真を何枚か持ってきた。そういう時間は確か…

白菊

一般的な(私たちが触れることのある)人間の死というのは、自然から乖離していると感じていたのがここのところ更にそれを感じるようになった。 お葬式に参加している時間、これは儀式である、という意識が常にあって感情が阻まれていた。何故だか不思議と儀式…

手帳に父への手紙とも言わない手紙を書いた。 ああ、やっておけばよかっただろうかと思い始めると色々なことがそうなってしまうので、もういいのだ。 父は父の季節に死んだ。 しかしながら、生きることに否定的であったことを、改めなくてはいけないと思った…