そこは彼となし

日記のようなもの

思考

文体など

文体が気になっている。 一番心地よいと思うのは芥川龍之介の『杜子春』、そして小川洋子さんの文体。言葉のリズムが心地よくて、何か、やさしく温かいものを纏うような感覚になる。漱石先生の文体も好きだ。先のお二人とは異なって先生の文体は哀しさと少し…

夕立はどこ

午前 時々やってくる、誰でもいいから縋りたい気持ちをどう落ち着けようかと、考えたいた。外に出ることをあまり好まないのは、誰かといる人たちを見て楽しそうだなと思うことを無くす為であるように思える。独りを何より欲していながら、誰かといることも欲…

蝉時雨の落ちる頃

八月は何となく心を落ち着けて物事に専心できる月になるような気がする。 あえて自分の苦手なことに突っ込んでその後、気分が沈み込むということが比較的多いので、もうそんな無理せず、できることをやっていこう。何よりも自分が楽しんでいることが大事であ…

家族という形で幸せであった時をほとんど覚えていない。 単純に幸せであった時間が少なかったということもあるが、辛い,悲しいなどの記憶の方がより印象的で、それを打ち消しているところもあるかもしれない。 写真を何枚か持ってきた。そういう時間は確か…

白菊

一般的な(私たちが触れることのある)人間の死というのは、自然から乖離していると感じていたのがここのところ更にそれを感じるようになった。 お葬式に参加している時間、これは儀式である、という意識が常にあって感情が阻まれていた。何故だか不思議と儀式…

手帳に父への手紙とも言わない手紙を書いた。 ああ、やっておけばよかっただろうかと思い始めると色々なことがそうなってしまうので、もういいのだ。 父は父の季節に死んだ。 しかしながら、生きることに否定的であったことを、改めなくてはいけないと思った…